2021年の大晦日にブログを始めた一般人が、数日後にはやる気が無くなったけど、どうにかブログを続けたいと奮闘した結果この本と出会いました。
読んでみた結果としては、「文章を書く」ということのハードルをかなり下げてくれる、とても良い本だと感じました。
最初はやる気があった一般人が、やる気が無くなっていった理由としては、
- 書くネタが無い
- 1つの記事を書くのに数時間かかって大変
- いまいち閲覧数が伸びないからモチベーションが保てない
といった点です。特に書くネタが無いというのがとても大きいです。
こちらの本では、自分の本音を書き出す大切さや、普段のダラダラした日常をネタに昇格させる方法、読者の心を動かすような書き方を紹介されています。
自分が素直に感じた思いを言葉にすることがとても大事
そんな本書の中でも一番心を動かされたのが、「自分が素直に感じた思いを言葉にすることがとても大事」ということです。
自分はかなり「他人の視線」を気にしてしまい、思ってもいないことを言ってしまったりや変に身構えてしまうことが結構あります。
「自分は良いって思っているけど、あの人が良くないって言っているから、良くないんだろうな」と自分の意見を尊重せずに人の意見ばっかりに耳を傾けてしまったり。。。
そうしていると、「本当に自分がしたいことは何なのか、本当に自分が思ったことは何なのか」がわからなくなってくることがあり、
他人の人生を生きているみたいでとても気持ち悪いというか、「もっと自分の人生なんだから自分の思ったことをしたい」と感じていました。
そんな中、本書で「自分が感じたことは唯一無二でとても価値のあることなんだよ!」「人は他人の意見を知りたがるんだよ!」と勇気づけられ、「もっと自分を出してもいいんだ!」と思えるようになりました。
とはいえいきなり本音を出すのは難しいので、練習としてちょっとずつでも「自分が素直に感じた思いを言葉に変える」ということをしていこうと思います。
自分が体験したこと、感じたことは自分だけのもの。だからこそ、自分だけが作り出せる唯一無二な文章を発信すること自体に価値があるし、読み手にも自分の本音がはっきり伝わり心が動かされるのだと思います。
実際、本書に『「うわぁ~」って思ったら「うわぁ~」って書く』と書いてあり、確かに「驚いた」とか「びっくりした」とかそれっぽい言葉で書くよりも、話口調というか本当にその場で自分が思った言葉で伝えたほうが心に響くだろうなぁと感じました。
レビュー記事等は自分が感じたことをすぐさまそのままメモするくらいの鮮度が重要そうですね!
本書は今回取り上げた「自分が素直に感じた思いを言葉にすること」ということの他にも、文章を書きやすくするノウハウや文章を書く大切さ等も扱っています。
同じ本でも他の人が読んだらまた違った感想が出てくるというのが、本の面白さだと思います。
そんな中、自分はこの本を読んだことによって、「自分の本音を言葉にしてもいい!本音だからこそ面白い文章になる!」と自分自身の意見にとても自信が持てるようになりました。
自分をもっと出してしまってもいいんだと、とても勇気をもらえました。
楽しく文章を書くためのヒントが得られるのではないか!?と思って手に取った本書ですが、自分にとってはまさかの、とても良い自己啓発本だったというオチでした。