友人に勧められて読み始めた本書。
本を読むということを題材にしていて、最近読書をし始めた自分と重なるところがあり、すぐに5巻全て読んでしまいました。。
いろいろと書きたいことがあるので書いていきます!
あらすじ
簡単なあらすじです。
小さな村で耳長で貧乏な少年シオは、本が大好きでした。
しかし、耳長で混血という周りと見た目が違うことから差別を受け、村の図書館を使わせてもらえませんでした。
そんな少年シオは差別の無い本の都「アフツァック」の司書(カフナ)として働くことを目指します。
ある日、シオは憧れのアフツァックで働く司書「セドナ」と出会い、運命が大きく変わることになるのでした。
感想
自分が本書を読んで感じたことは以下のことです。
- 絵がとても綺麗
- 本を題材にしているのが珍しい
- それぞれのキャラクターに魅力がある
一つずつ詳しく書いていきたいと思います!
絵がとても綺麗
まずパッと見て感じたことがこれです。
キャラクターが可愛いのはもちろん、景色や建物の描き込みもすごいです!
司書が身につけているアクセサリーや図書館に置かれている膨大な本の数々もしっかり書かれていて手間がかかってるなぁと感じます。
景色が本当にとても綺麗で写真みたいです。
この世界のファンタジーな雰囲気がとても伝わってきます。
全てのページが丁寧に時間をかけてちゃんと描かれているのが素人目でもわかります。
全巻読んでみてちょっと思ったのですが、
シオの見た目について、髪が金色で目が苔みたいな緑色で血の気の無い白い肌とか言われて差別されてるんですが、めちゃくちゃイケメンなんですよ。
あっちの世界ではイケメンの基準が違うんですか?イケメンだから嫉妬してるんですか?
そういうことです。
本を題材にしているのが珍しい
自分自身、有名な漫画以外あまり読んだことがないのですが、本を題材にした漫画というものに初めて出会いました。
自分も最近読書をし始めたというのもあり、「いろんな知識が得られるの楽しいよね〜」とついついキャラクターに共感してしまいます。
本書はタイトルにもある通り、魔術が存在するファンタジーの世界で、魔術書か存在しているのですが、何が書かれているのか気になるところです。
本を読むということは、その本を書いた著者のいままでの経験、知識を得るということで、とても有意義な行為だと思います。
自分一人の一生で得られる経験は限られていて、だからこそ他の人の経験を得ることで、他の人の一生を追体験しているようなものだと思っています。
小説だとまた楽しみ方が違うとは思いますが、文字だからこそ、自分なりに世界観やキャラクターの心情など想像できて楽しいですよね。
関係ないですが、自分は伊坂幸太郎さんの小説が好きでよく読んでます。特に「逆ソクラテス」や「ホワイトラビット」が好きです。
それぞれのキャラクターに魅力がある
本書はいろいろな種族や民族、慣習なとがあり、様々な生き方が存在することを教えてくれます。
これは現実でも同じで、同じ日本人でもある地域だけの習慣があったりするんだよなぁと改めて感じます。
本書ではそういった民族などの理由で差別的なお話が出てくるのですが、難しいところです。
その中でも、シオは貧乏で落ちこぼれだった過去がありつつも、それを気にせず必死に勉強して頑張っている様子はとても胸が熱くなります。
シオと同じ司書になるという受験者は都会で育った人が多い中、落ちこぼれのシオがそれに食らいついていく姿もとても良いですね。
ネタバレなので詳しくは控えますが、シオの他にも5巻で話される、心を閉ざしてしまったある少女の過去もキャラクターの魅力を引き出していると思います。
その過去の話を聞いたシオの対応もとても良いもので、結果的に少女の心を開くことになります。
そんなこともあり、可愛らしい一面もあるこの少女が自分の中で好きなキャラクターの一人になりました。
現時点ではあまり過去の話が描かれている人物は少ないですが、これからどんどん出てくると思うととても楽しみです。
シオは自分の過去もあり、とても他人に優しい性格で仏みたいな人です。
自分もシオみたいに他人に優しく、頭も良く、体力もあって、顔も良くなりたいところです。
おわりに
いろいろと書いてきましたが以下の人にはとてもおすすめの漫画だと思います。
- ファンタジーが好き
- 絵が綺麗な漫画を見たい
- 本が好き
- 成り上がり物語が見たい
まず見て思うのが絵が綺麗ということだと思います。
そこでまず感動します。
Kindleのサンプルでもいいので是非見ていただきたいです。